札幌ススキノで新規ホテルの外観が見えてきた。総合不動産コンサルティングのビーロット(本社・東京都港区)が飲食店ビルをリノベーションしたもので、工事用シートが外され、紺色の外壁が印象的な建物になっている。
(写真は、営業していた頃の「おれの札幌ビル」=上とリノベーションされた「WISE OWL HOSTELS SAPPORO」)
このホテルは、札幌市中央区南7条西6丁目6ー1に位置し、以前は、居酒屋「おれの札幌」が入る「おれの札幌ビル」だった。北見や千歳、網走でドライブインを経営していたオホーツク観光(本社・北見市)が展開していたが、2017年11月に同社は全店舗を閉鎖、「俺の札幌」も閉鎖された。
その後、看板は取り外されて空きビルになっていたが、昨年末にビーロットが取得。ビーロットはホテル運営のワイズアウル(本社・東京都渋谷区)に賃貸、「WISE OWL HOSTELS SAPPORO」として展開する予定で昨年末からリノベーション工事に入っていた。
当初のオープン予定は、2020年6月だったが、コロナ禍で工事は遅延、年の瀬になってようやく外観が見えてきた。ワイズアウルは、インバウンドをターゲットにしたホステルを運営してきたが、コロナ禍でマーケティングを転換。新たにシェアハウス感覚のマンスリー利用ができるホステルを21年1月に東京都墨田区に開業する予定で、札幌の物件もそうしたホステルとなりそう。
1階は、地元食材を利用したシェアリングキッチンの「札幌横丁」(仮称)を展開する予定だったが、現在、ビーロットがテナントを募集している。