一度北海道から撤退した「ドミノ・ピザ」が27日、リベンジを賭けて北海道で再び営業を開始する。札幌市内に3店舗で同時営業を開始、宅配ピザ事業を本格スタートさせる。(写真は、27日から営業を開始する「ドミノ・ピザ北十五条店」)
全国の宅配ピザは、ドミノ・ピザジャパン(本社・東京都千代田区)の「ドミノ・ピザ」、フォーシーズ(同・東京都港区)の「ピザーラ」、日本ピザハット・コーポレーション(同・神奈川県横浜市西区)の「ピザハット」が3強。店舗数は、「ドミノ・ピザ」が約710店舗、「ピザーラ」が約530店舗、「ピザハット」が約420店舗となっているが、北海道では様相が違う。
というのも、全国ナンバーワンの「ドミノ・ピザ」は、ほぼ10年前に親会社の変更によって北海道・東北から撤退した経緯があるからだ。それ以降、「ピザハット」や「ピザーラ」などが店舗数を増やし、地場のテンフォー(本社・函館市)の「テンフォー」も約40店舗を展開するなど全国系と地場系が競い合っている。
そんな中、「ドミノ・ピザ」は27日に、「東苗穂店」(札幌市東区東苗穂8条2丁目)、「西警察署前店」(同市西区西野3条4丁目)、「北十五条店」(同市東区北15条東1丁目)の3店舗を同時オープンする。北海道限定商品も登場、「北海道3チーズ」(Mサイズ・税別・持ち帰り1400円、デリバリー2800円)、「北海道サーモン&クリーム」(同)、「北海道とろろ&炭火焼ビーフ」(同)、「北海道ザンギ」(同)のほか、これら4種類を1枚にした「どさんこクワトロ」(同)も販売する。
宅配ピザはデリバリー範囲を広げるために店舗数の拡大が不可欠。「ドミノ・ピザ」は、コンビニ店舗跡などに積極出店するとみられる。