クラウド人事労務ソフト「SmartHR(スマートエイチアール)」を運営するSmartHR(本社・東京都港区)は29日、SATO社会保険労務士法人(札幌オフィス・札幌市東区)と業務提携、システムを連動することによって社会保険手続きの効率化を進めると発表した。「SmartHR」を導入した企業が、社会保険手続きをアウトソーシングする場合、SATO社労士法人とシームレスに繋がり導入企業の労務管理を効率化、コストダウンに結び付ける狙い。(写真は、SATO社労士法人札幌オフィスが入る札幌市東区のSATOグループ本部)
「SmartHR」は、2年連続でシェアナンバーワンのクラウド人事労務ソフト。雇用契約や入社手続き、年末調整など多様な労務手続きをペーパーレス化でき、企業や自治体、団体の人事部が行っていた煩雑で手間のかかる労務手続きや管理を簡素化、効率化できる。これによって働く現場の生産性向上を後押しすることが可能になる。
SATO社労士法人などSATOグループは、国内約5400社(大企業約400社、中小企業約5000社)の顧客を持ち、全国7拠点で社会保険業務や許認可管理、ビザ・在留資格取得サポートなどを提供する国内最大の社労士法人・行政書士法人。
今回、人事労務ソフト首位とSmartHRと社会保険手続き代行でトップのSATO社労士法人が提携することで、「SmartHR」導入企業の社会保険手続きがシームレスに効率化できるようになる。対象は関東圏が1000人以上、関東圏以外は500人以上の従業員を有する企業等で、法人化していない比較的小規模の社労士事務所との棲み分けを図る。SATO社労士法人では提携によって初年度で20社程度のアウトソーシングを受注したい考え。
SATOグループ代表の佐藤良雄氏は、「SATO社労士法人の全国対応の規模と経験、セキュリティ、BCP(事業継続計画)を今回の提携で生かし、社会保険手続きのアウトソーシング需要に応えたい」と話している。