静内ショッピングセンター建て替えで近隣の「ケーズデンキ静内パワフル館」、「サッポロドラッグストアー静内店」に移転新築案

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 日高郡新ひだか町静内木場町の静内ショッピングセンターの建て替え工事が始まる。同センターには、ゲオやツルハ、ダイソー、セイコーマートなど7店舗の小売店が集積しているが、建設から20年近く経過しているため、建て替えで面積も広げ集客力を高める。完成は来年1月23日。近隣にあるケーズデンキ静内パワフル館も同センター内に移転を検討しており商業集積はさらに高まりそうだ。
 
 静内ショッピングセンターは、国道235号線沿いに展開。もともとは、地元の米子組の関連会社ヨネコホームが運営していたが、米子組が2000年に特別清算されヨネコホームも02年に民事再生法を申請、同ショッピングセンターを地元のプライムに売却した経過がある。その後、ヨネコホームは民事再生を断念し自己破産した。
 
 ヨネコホームの破産に伴って、当初から出店していたホームセンターのグッドーが撤退し、その跡にツルハとダイソーが出店している。
 
 プライムは、6月1日に大規模小売店舗立地法を道に届出しているが、それによると、出店する小売店7業種とホッカイドウ競馬の場外馬券販売所「アイバ」が引き続き出店する計画。
 
 それぞれの店舗の面積は次の通り。
 ・ 本、CD、ビデオの「ゲオ」739㎡
 ・ ドラッグストアの「ツルハ」1138㎡
 ・ 靴の「キックゾーン」416㎡
 ・ スーツ、衣料品の「はるやまチェーン」444㎡
 ・ 100円ショップ「ダイソー」761㎡
 ・ コンビニエンスストア「セイコーマート」161㎡
 ・ 酒、飲料の「ビックリッキー」482㎡
 ・ 場外馬券販売所「アイバ」185㎡
 
 店舗の総面積は4364㎡になる。駐車場の収容台数は230台、駐輪場は53台が収容可能。営業時間はゲオが午前9時から翌午前2時、ツルハは午前9時から翌午前0時、セイコーマート24時間のほかは、午前9時~午後10時となっている。
 
 同ショッピングセンターの建て替えに伴って、周辺の小売店舗のスクラップアンドビルドも検討されている。隣接するサッポロドラッグストアー静内店が数百m静内寄りに7月にオープンするヤマダ電機静内店の横に移転を検討しているほか、ケーズデンキ静内パワフル館も同ショッピングゾーンへの移転新築を検討中。
 
 また、今年1月に廃業し空き店舗になっている静内中心部のショッピングセンターピュアに出店意欲を見せる小売業者も出てきたという。既にマックスバリュ北海道は静内店を4月にリニューアルしており、日高管内で最大の流通集積が進むマチとして新冠、浦河などから消費者を引き付けそうだ。

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