コープフーズ石狩工場にオンサイト発電BCP対応施設を導入

経済総合

 コープさっぽろ(本部・札幌市西区)は、関連会社コープフーズ(本社・同)石狩工場(石狩市新港西2丁目)に、液化天然ガスを原料にするオンサイトの熱電併給設備(コージェネレーション設備)の設置工事を開始した。8月25日に地鎮祭を行い、2021年2月から本格稼働させる。温水と蒸気、電力を工場に供給、ノウハウを確立し、コープさっぽろの新電力会社、トドック電力(本社・札幌市北区)のユーザーである工場向けにBCP(事業継続計画)サービスとしてシステム提案していく。(写真は、コープフーズ石狩工場で行われたオンサイト発電施設の地鎮祭=コープさっぽろ提供)

 トドック電力は、熱供給事業などを展開する東京都市サービス(同・東京都中央区、出資比率は伊藤忠エネクス66・4%、東京電力エナジーパートナー33・4%)と19年7月に提携。工場などの敷地にオンサイトで電力と熱を発生させる熱電併給設備を設置、トドック電力との組み合わせで平常時の省エネ推進、停電など非常時のBCP電源として利用できるサービスを道内で展開している。

 今回、その一環としてコープフーズ石狩工場内にオンサイト発電施設を設置、BCP対応を図ることにした。投資額は非公表。発電能力は1000kW、電気は工場内電力として利用するほか余剰分はトドック電力へ販売、発生する熱は工場内プロセス用に利用する。発電施設は、長さ18m、幅10m、高さ7mで工場構内に設置する。トドック電力では、食品工場などに向けてオンサイト発電によるBCPサービスの提案を積極化していく。

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