イオン北海道(本社・札幌市白石区)は、「あさひかわWAON」の利用金額の一部を旭川市に寄付した。旭山動物園の魅力向上と中心市街地の賑わい創出に役立ててもらう。(写真は、「あさひかわWAON」寄付金贈呈式。左から2人目から順に坂東元・旭川動物園長、西川将人・旭川市長、青栁英樹・イオン北海道社長=イオン北海道提供)
旭川市とイオンは、2015年1月に包括連携協定を締結、その一環としてイオンの電子マネー「WAON」を旭川市の活性化に活用してもらうため、同年3月5日に「あさひかわWAON」の発行を始めた。このカードをイオングループ各店舗とWAON加盟店で利用すると、利用金額の一部が寄付金となり、旭川市に贈呈されるは仕組み。
19年度(イオン北海道の決算年度=19年3月1日~20年2月29日)の寄付金総額は、346万7520円。17日午後3時から、旭川市役所総合庁舎2階秘書課第2応接室で贈呈式が行われ、イオン北海道の青栁英樹社長が寄付金目録を旭川市の西川将人市長に手渡した。
これによって寄付金総額は1578万1134円になった。「あさひかわWAON」の20年6月末の発行枚数は約8万枚。使用できるのはイオングループ各店舗のほか「ローソン」、「セイコーマート」、「ツルハ」、「サツドラ」など道内9500ヵ所(20年3月末時点)。8月19日からは旭山動物園の入園券窓口でも利用できるようになった。なお、旭川市内には「イオン」4店舗、「ザ・ビッグ」3店舗がある。