苫小牧を拠点に道央圏で食品スーパー「フードD365」を13店舗展開している豊月(本社・芦別市、本部・苫小牧市)の持ち株会社、豊月ホールディングス(本部・苫小牧市)が建て替えを進めている「フードD365見山店」(苫小牧市見山2丁目3ー3)の外観が見えてきた。現在は、鉄骨が組みあがった段階で今後、外壁や内装工事などが進められ、9月末か10月初めにはオープンとなりそう。(写真は、建設が進んでいる「フードD365見山店」=2020年8月14日午後撮影)
「フードD365見山店」は、豊月が1973年11月にオープンさせた1号店で、その後、同社が苫小牧を地盤に成長する原点となった店舗。築40年を超えた頃から建て替えに向け隣接地の取得を進め、店舗大型化のめどがついたため今年3月に閉店、建物を解体して5月頃から新店舗建設に入っていた。
7月頃まで基礎工事やコンクリート工事が行われていたが、その後は徐々に鉄骨が組みあがり、8月14日の時点では外観が見え始めている。店舗の設計、監理はスカイ・サイト(札幌市中央区)、施工は安藤ハザマ(本社・東京都港区)札幌支店(札幌市中央区)。工期は2020年9月30日までとなっている。新店舗の舗面積の合計は約528坪(1745㎡)で旧店舗の約1・5倍の広さ。
苫小牧市内では、イオン北海道(本社・札幌市白石区)が7月24日に「マックスバリュ日新店」(日新町2丁目5番22号)を新規出店、トライアルカンパニー(同・福岡市東区)も8月5日に「スーパーセンタートライアル苫小牧西店」(錦岡53番地1)を新規出店しており、競争が激しくなっている。豊月は「フードD365見山店」の今秋オープンをテコに既存4店舗とともにシェアアップに注力する。豊月は、15年に持ち株会社豊月ホールディングスを設立しており、同HDが店舗を所有、豊月に賃貸する形を取っている。