書店閉店止まらず!文教堂「さっぽろ駅店」、7月28日終了

経済総合

 文教堂グループホールディングス(GHD、本社・神奈川県川崎市高津区)の子会社文教堂(同・同)は、7月28日(火)で「文教堂さっぽろ駅店」を閉店する。文教堂が札幌市内で書店を閉店するのは、今年に入って2店舗目。(写真は、7月28日で閉店する「文教堂さっぽろ駅店」)

 閉店する「文教堂さっぽろ駅店」は、札幌市中央区北4条西4丁目の札幌国際ビル地下3階。地下鉄コンコース側の出入り口もあるが、ビル内のエスカレーターで出入りできるのも特徴。オープンしたのは2008年12月で、それまでは北海道キヨスク(本社・札幌市中央区)が展開している書店事業「札幌弘栄堂」の「地下鉄店」だった。運営事業者が代わっても同ビル地下3階は「書店」が定番だったが、「文教堂さっぽろ駅店」は12年で営業を終える。

 文教堂GHDは、2019年9月から私的整理の一つである事業再生ADR(裁判外紛争解決手続)を利用して債務超過を解消、事業再生を進めている。全国で不採算店の整理を進めるなどして19年9月以降、これまでに全国で18店舗を閉店。北海道では「ススキノラフィラ」閉館に伴い、同館5階に入っていた「札幌すすきの店」を5月17日に閉店。今回の「さっぽろ駅店」はそれに続く閉店となる。
 なお、文教堂は19年3月に「千歳店」(千歳市)、5月に「札幌パルコ店」(札幌市中央区)、6月に「西岡店」(同市豊平区)を閉店している。

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