札幌市中央区北3条通と札幌駅前通が交差する四つ角にチ・カ・ホ(札幌駅前通地下歩行空間)に直結した新「大同生命札幌ビルmiredo(ミレド)」(札幌市中央区北3条西3丁目)が18日に全面オープン、これで四つ角すべてのビルが建て替えられて新しくなった。いずれもオフィスと商業・飲食の複合ビルでこの四つ角が新たな札幌の文化を発信する場となりそうだ。(写真は、飲食・商業施設がオープンして全面開業した「大同生命札幌ビルmiredo(ミレド)」)
18日にオープンしたのは、地下1階から地上2階までの3フロアを利用した商業・飲食ゾーン。当初は4月下旬に開業する予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大のため延期、このほど2ヵ月遅れでようやく誕生した。
この日を待ちわびたように昼どきには多くの客が詰めかけ順番待ちの行列をつくった。店舗は全部で15店舗。地下1階は道内初出店のブーランジェリー「BOUL’ANGE」、札幌市内2店舗目の「Soup Stock Tokyo」、回転寿司「根室花まる」、ミシュランの星付きの和食シェフがプロデュースするそば・うどんの立ち食い・立ち飲みの「ICHIMI」、「スターバックスコーヒー」の5テナント。1階は、クラフトビールの「月と太陽BREWING」、道内初出店の「山本のハンバーグ」、札幌のエルムガーデンが手掛ける「天ぷら弥平」、台湾料理・点心・甘味の「台湾食堂FORMOSA~福爾摩沙」、花・グリーンとカェの「Flower Space Gravel/Caffe Vanilla」、ビーズソファ・インテリア雑貨の「Yogibo Store」の6店舗、2階は道内初進出のアメリカンハンバーガー「J.S.BURGER CAFÉ」、スープカレーの「Soup curry Suage4」、「スターバックスコーヒー」、トラベル・ブライダルの「HIS」の4テナント。さらに旧ビルのシンボルだった2階の空中庭園が、赤れんが庁舎を一望できる「icoi Loungeイコイラウンジ」として生まれ変わった。
(写真は、1階の「天ぷら弥平」)
(写真は、地下1階の道内初出店のブーランジェリー「BOUL’ANGE」)
(写真は、そば・うどんの立ち食い・立ち飲みの「ICHIMI」)
大同生命はテナントスタッフの検温やマスク着用、席の間隔を空ける配置、対面レジにシールド設置など感染拡大防止策を講じた、新しい生活様式に対応した営業を徹底、飲食13店舗のうち11店舗がテイクアウトでの商品提供も行っている。
北3条通と札幌駅前通が交差する四つ角では、2006年9月に「日本生命札幌ビル」(北3西4、低層棟は09年4月竣工)が新しく生まれ変わり、以降、14年8月に「札幌三井JPビルディング」(北2西4)、17年3月に「札幌フコク生命越山ビル」(北2西3)とほぼ3年ごとに新しく建て替えられた。最後の一角だった北4西3の「大同生命札幌ビル」の誕生で四つ角すべてにオフィス・商業・飲食の複合ビルが出揃った。新たな札幌の四つ角文化発信に弾みがつきそうだ。
(写真は、2階にある「icoi Loungeイコイラウンジ」)