UDS(本社・東京都渋谷区)は8月1日(土)、札幌市中央区北1条西7丁目6の「ホテルエルム札幌」跡に「ONSEN RYOKAN 由縁(ゆえん) 札幌」を開業する。15日から公式サイトで予約受け付けを開始した。(写真は、「ONSEN RYOKAN 由縁 札幌」)
UDSは、2019年5月に東京・新宿に「ONSEN RYOKAN 由縁 新宿」を開業、日本特有の「旅館」の魅力を見つめ直し現在のニーズに合わせて編集、提供することで幅広い客層の支持を得ている。「ONSEN RYOKAN 由縁 札幌」はこのシリーズの2棟目で、日本特有の丁寧な様式・しつらえを継承、編集しながらナラやニレなどの北海道の木材や札幌軟石といった地域由来の素材をデザインに反映させ、北海道、札幌の歴史や文化に触れながら滞在できるようになっている。
2階には内湯、露天風呂、照明を抑えたこもり湯、打たせ湯、サウナを備えた施設利用者専用の大浴場があり、湯治場として人気のある登別市カルルス温泉の源泉から運ぶ温泉の湯が楽しめる。1階のレストランは北海道の食の幸を提供する「夏下冬上(かかとうじょう)札幌」を展開。料理長が産地や生産者を訪ねて出合った北海道各地の食材を炭火で焼き上げる「原始焼」のスタイルで旬の味を楽しめる。当面は、朝食のみの営業となる。
敷地面積は約324坪(1071・87㎡)、建築面積約275坪(910・48㎡)、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造の地上13階建て、延べ床面積は約2243坪(7416㎡)。客室は広さ20~40㎡の全182室。最大4人まで宿泊可能なロフトタイプや露天風呂付き客室など10タイプがあり、観光、ビジネスに対応できる客室構成となっている。事業主は大京(本社・東京都千代田)と三信住建(同・同都中央区)。「ONSEN RYOKAN 由縁 札幌」では、スタッフの手洗い、館内のこまめな清掃、ソーシャルディスタンスの確保など適切な感染防止対策を徹底して開業する。