セコマ(本社・札幌市中央区)は10日、アクティオホールディングス(同・東京都中央区)の子会社、共成レンテム(札幌本社・札幌市中央区)から災害時に発電機などレンタル機材の提供を受ける協定の締結式を行った。(写真は、協定の締結式。左から赤尾洋昭・セコマ社長、高野博勝・共成レンテム代表取締役)
セコマグループは、大規模災害時でも店舗の安全が確認した上で食のインフラとして「セイコーマート」店舗の営業継続が必須として、BCP(事業継続計画)対応に積極的に取り組んできた。この一環として、セコマからの働きかけで北海道、北関東にネットワークを持つ建機等総合レンタルの共成レンテムと災害時協定を締結、発電機や建機、什器などの機材提供を受ける体制を整えた。
これによって大規模災害時に店舗で必要なレンタル機材をセコマより依頼、共成レンテムから提供を受け、セコマグループの営業再開をよりスピーディーに行えるようにする。セコマのレンタル機材の提供を想定した協定は初めて。
会場となった共成レンテム本社会議室で、セコマの赤尾洋昭社長と共成レンテムの高野博勝代表取締役執行役員社長が、協定書に調印した。赤尾社長は、「災害時には備えていたことしか役に立たないという教訓がある。協定締結を機に災害時に迅速に対応、北海道、茨城、埼玉のお客さまに食品の提供を継続できると考えている」と話した。
高野代表取締役は、「セイコーマート店舗に発電機などを届けることで地域の皆さまに必要な生活物資を提供できる。連携して災害時によりスムーズに対応して地域のお役に立ちたい」と語った。