「ミスタードーナツ」が出店モード、「イオン札幌麻生ショップ」26日開店

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 ダスキン(本社・大阪府吹田市)が、フード事業として直営とFC(フランチャイズ)で展開している「ミスタードーナツ」が出店を再開している。一時は閉店モード一色だったが、今年に入って全国で9店舗を新規出店、北海道でも6月26日(金)に「ミスタードーナツ イオン札幌麻生ショップ」が開店、久々の新規店舗が登場する。(写真は、6月26日にオープンする「ミスタードーナツ イオン札幌麻生ショップ」)

「ミスタードーナツ」の直営店、FC(フランチャイズ)店舗の合計売上高は、2008年3月期に前期より増加したものの09年3月期からは前期を上回ることができず、19年3月期まで11期連続で前年割れを記録した。その間、不採算店舗の閉店を全国で実施。

 北海道でも18年ころから長年親しまれたショップの閉店が相次いだ。同年2月28日「大通公園ショップ」(札幌市中央区)、5月13日「札幌北41条ショップ」(東区)、8月31日「新発寒ショップ」(西区)と「麻生ショップ」(北区)、11月30日「帯広稲田ショップ」(帯広市)、19年1月31日「イオン小樽ショップ」(小樽市)が営業を終え、20年1月31日には「スーパーアークス菊水ショップ」(札幌市白石区)が閉店、道内店舗数は52店舗にまで減少した。

 こうした全国の不採算店を閉店する一方で、「misdo meets」(最高水準の素材や技術を持つ企業等との共同開発商品の展開)、朝食やランチが楽しめる「ミスドゴハン」などの商品戦略や他企業とのコラボレーション、タイアップ企画が奏功、20年3月期は1店舗当たりの売上高が前期比10・5%増となり、全店売上高も同4・3%増と12期ぶりに増加に転じた。

 新規出店も増えており、今年1月から5月までに姫路市や名古屋市、船橋市、大阪市、枚方市、堺市、横須賀市、箕面市などに9店舗を出店。北海道でも久々の新規出店になる「イオン札幌麻生ショップ」(札幌市北区北39条西4丁目1ー5、イオン札幌麻生店地下1階)がオープンする。麻生地区ではほぼ2年ぶりに「ミスタードーナツ」が復活することになる。

 ただ、コロナの影響で3月は、1店舗当たりの売り上げが前期より14・3%減少、全店売上高も同16・1%減少した。4月以降はさらに影響は深刻で、通期売り上げ予想は未定としている。12期ぶりに前年売り上げを伸ばし、新店モードに入った「ミスタードーナツ」はどこまで影響を抑えられるか、その復活力が問われることになりそう。

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