ホクレン農業協同組合連合会(本所・札幌市中央区)は、同市東区北5条東7丁目にある「ホクレンホームセンター」を8月31日(月)に閉店することを決めた。オープンから47年間で営業を終える。
(写真は、8月31日に閉店する「ホクレンホームセンター」)
ホクレンが同ホームセンターを開店させたのは、札幌オリンピックの翌年、1973年11月。農協組合員の住宅関連什器類の需要に応え、生活をより豊かにするための拠点として設けた。
開店から47年で閉店を決めたのは、札幌市が進めている「苗穂駅連絡通」の新設によって同ホームセンターの一部敷地が道路用地として収用される予定のため、運営継続が難しいと判断したため。また、築47年が経過、店舗躯体の老朽化が進み、設備更新に多額の投資が必要なことも閉店を決めた理由。
同ホームセンターは2階建て、延べ床面積は約2847坪(9397・54㎡、うち1階は約2181坪=7200㎡)。2019年度の売上高は約11億円、従業員は約30人。市の土地収用以外の跡地利用については未定としている。ホクレン生活部地域生活課では、「止む無く閉店を決めましたが、47年間のご愛顧に感謝いたします」と話している。