青函連絡船に繋がる線路跡「JRイン」と新函館北斗駅前「東横イン」、相次ぎ開業へ

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 函館市と北斗市に5月から6月にかけて相次いで宿泊特化型ホテルが誕生する。JR函館駅直結の「JRイン函館」と北海道新幹線新函館北斗駅前の「東横イン新函館北斗駅南口」がそれで、いずれも200室超。(写真は、函館駅直結の「JRイン函館」)
(写真は、「東横イン新函館北斗駅南口」。左が新函館北斗駅)

 5月18日(月)にオープン予定の「JRイン函館」(若松町43ー3、JR北海道所有)は、駅直結で利便性の良さが特徴。青函連絡船に繋がる線路跡地に建つため、外観デザインや客室デザインに往時の記憶を継承するような意図を込めている。

 敷地面積約652坪(約2152㎡)、鉄骨造12階建て、客室数215室で延べ床面積は、約2363坪(約7800㎡)。総事業費は約30億円。最上階には列車を眺めながら入浴できる露天風呂付き大浴場、函館山を眺望できる展望ラウンジを配置した。

 客室ベッドには、シモンズ社製ポケットコイルマットレスを採用、全室にロフテー社とJR北海道子会社のJR北海道ホテルズが共同開発したオリジナル枕を採用した。JR北海道ホテルズは現在、札幌2棟、旭川、帯広、千歳に各1棟のJRインを運営しており、函館は6棟目となる。

 6月14日(日)にオープン予定の「東横イン新函館北斗駅南口」(北斗市新渡1ー4ー1)は、北海道新幹線新函館北斗駅前開業1年目の2017年3月にオープンした「ホテル・ラ・ジェント・プラザ函館北斗」に続いて2棟目の駅前ホテルとなる。

 建物の所有者は、不動産開発などを手掛けている川翔プログレス(本社・東京都港区)。建築面積約106坪(約353㎡)で鉄骨造14階建て、客室数248室。総事業費は約13億円。オープンから3ヵ月間は従業員が新人でうまく運営できない場合もあるため、『サンキュー・ゴメンネキャンペーン』を実施。キャンペーン料金はシングル3950円(税込み)、エコノミータブル・ダブル・ツイン5390円(同)となっている。

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