不動産開発などを手掛けるアルファコート(本社・札幌市中央区)の関連会社、アルファ都市設計(同・同)は、江別市大麻南樹町1ー3に商業施設を建設する。建物は2棟で「ツルハドラッグ」としまむらグループのベビー・子ども用品「バースデイ」が出店する。オープンは2020年11月を予定している。(写真は、「ツルハドラッグ」と「バースデイ」が出店する商業施設の建設予定地)
建設場所は、2番通り沿いにある介護老人保健施設「葵の園・江別」の北東側の空き地で「ゲオ江別大麻店」の斜め向かい。葵グループ(本部・東京都千代田区)の社会福祉法人葵新生会(同・広島県東広島市)が所有していた約1610坪(5324・50㎡)の土地をアルファ都市設計が取得、商業施設を建設することにした。
建物のA棟には「ツルハドラッグ」とクリニック(未定)が入り、延べ床面積は約415坪(1373・49㎡)、「ツルハドラッグ」の売り場面積は約287坪(949・43㎡)。B棟は「バースデイ」で延べ床面積は約339坪(1122㎡)、売り場面積は約302坪(999・21㎡)。2棟の売り場面積の合計は約589坪(1948・64㎡)。駐車場の収容台数は69台。
予定地は、大規模な商業店舗が建てられない第一種中高層住居専用地域だったが、アルファ都市設計のグループ会社、プロ1(札幌市中央区)が都市計画提案制度を利用して、江別市に商業施設の建設が可能になる第一種住居地域への変更を申請。市の都市計画審議会の審議を経て3月9日に市は用途地域変更の都市計画決定を行った。
ツルハ(本社・札幌市東区)は新店舗近くで「ツルハドラッグ大麻店」(大麻東町14ー6)、「ツルハドラッグ大麻北店」(大麻北町521ー34)を出店しており、店舗集約の可能性もある。しまむらグループ(本部・埼玉県さいたま市北区)が展開する「バースデイ」は道内に17店舗あるが、江別市内には初出店となる。