チョコレート・クッキーなど菓子・パン製造販売のロイズコンフェクトホールディングス(HD、本社・札幌市北区)は、「ふと美工場」(石狩郡当別町ビトエ640ー15)の増設工事を進めている。現在の工場と同規模の生産能力を持つ工場となる見通しで、完成は2021年4月。(写真は、ロイズコンフェクトHDが進めている「ふと美工場」増設工事。左が現在の「ふと美工場」)
ロイズコンフェクトHDが、現在の「ふと美工場」を稼働させたのは1999年7月。分散していた工場を集約するとともに物流、配送を統合したもので、同年10月には直売店もオープンさせた。2005年8月には同工場の北側に新工場も稼働させている。
それから10数年が経過、生産能力が限界に近付いてきたためさらに増設を進めることにした。増設にあたり、隣接するビトエ640ー1ほか10筆の土地(約2万2743坪=7万5054・54㎡)の開発許可を石狩振興局から得ている。工事着手は18年12月20日で工事完了日は21年4月1日となっている。増設する工場の設計、監理は髙田建築設計事務所(札幌市北区)、施工は戸田建設(本社・東京都中央区)札幌支店(札幌市中央区)。
ロイズコンフェクトHDは、19年10月に当別町と包括連携協定を締結した。今回の工場増設では、新たに工場見学ができるアミューズメント施設も設ける予定で、札幌や江別からの集客を増やす考え。また、町とロイズコンフェクトHDは、工場の近くを通る札沼線に新駅設置を求める要望もJR北海道(本社・札幌市中央区)に行っている。