ホクレングループがホテル事業、JR札幌駅チカに「ワシントンホテルプラザ」2022年春開業

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「ホクレンショップ」などの食品スーパーを展開しているホクレン商事(本社・札幌市北区)は、JA三井リース(同・東京都中央区)と組んで、札幌市北区北6条西1丁目のホクレン商事旧本社跡地を利用してホテルを建設する。完成後はワシントンホテル(同・名古屋市千種区)が賃借、「ワシントンホテルプラザ」ブランドで2022年3月に開業を予定している。(写真は、「ワシントンホテルプラザ」の建設予定地。現在はホクレン商事旧本社ビルの解体工事が行われている)

 建設予定地はホクレン商事が、1989年から95年まで本社として使っていた立体駐車場との一体型ビル跡地。本社を向かいのNSSニューステージ札幌ビル(北7西1)に移転してからは、ホクレングループ会社が事務所として昨年まで利用していた。現在はシンヨウ(札幌市厚別区)が建物の解体工事をホクレン商事から請け負っており、5月下旬に解体が完了する。

 ホテルの建設工事は6月から始まる。敷地面積は約273坪(903・10㎡)、そのうち建築面積約197坪(650・71㎡)を使って鉄骨造、地下1階、地上14階建ての建物を建設する。延べ床面積は約2186坪(7216・78㎡)、建物の高さは45・30m。建築主はJA三井リース、設計、監理はエーエーアンドサン(東京都千代田区)、施工は未定。エーエーアンドサンは、JA三井リースが建設主になった「ベッセルホテルカンパーナすすきの」(南5西6)のほか「ザ・ビー札幌すすきの」(同)などの設計実績がある。

 客室数は259室でデザインコンセプトは、「北海道の空気を感じる心地よいくつろぎの空間」。ワシントホテルは22年ぶりとなる「ワシントンホテルプラザ」ブランドを採用する。
 ホクレングループがオーナーとなることから、地元食材を積極活用した新鮮で安心な朝食を提供する予定。朝食や施設を通じて道産食材の魅力を情報発信することを目指している。
※2020年3月26日記事一部修正しました。

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