京阪電鉄不動産(本社・大阪市中央区)が、札幌市中央区南6条西4丁目1ー2で建設しているホテルの外観が見えてきた。ホテルの建設ラッシュが続くススキノでまた1棟が参戦する。新型コロナウイルスの感染拡大で国内外観光客が大幅に減少している中、不安な門出となりそうだ。
(写真は、最上部に『QUINTESSA』のロゴが取り付けられたホテル)
建設場所は、飲食街&アパートの「ススキノゼロ番地」の南6条通を挟んだ向かい側。時間貸し駐車場だった敷地面積約217坪(719・29㎡)の土地を利用、建築面積約138坪(455・63㎡)を使って鉄骨造13階建てのホテルを建設している。延べ床面積は約1479坪(4883・26㎡)、建物の高さは42・92m。設計、監理は飛島建設一級建築士事務所(東京都港区)、施工は飛島建設(同)。2018年11月下旬に着工、このほどフェンスも外されて外観が見えるようになった。工事は4月末まで続く。
建物の最上部にはホテル名の『QUINTESSA』(クインテッサ)のロゴが取り付けられている。『QUINTESSA』は、コアグローバルマネジメント(本社・東京都中央区)が展開しているホテルで『QUINTESSA札幌』(南8条西5丁目)など東京や大阪、福岡に8棟展開している。
ススキノでは19年6月に「ホテルクラッセステイ札幌」(南8条西2丁目)、同年9月に「ホテルJALシティ札幌中島公園」(南8条西3丁目)、20年1月に「ホテルウイングインターナショナル札幌すすきの」(南6条西6丁目)がオープンするなどホテル開業が続いている。新型コロナウイルスによる観光客減少が顕著な中、どのホテルも稼働率が軒並み下がっている。新ホテルのオープンは5月以降とみられるが、不安な中での開業となりそうだ。