大同生命札幌ビル、4月竣工に向け堂々登場

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 T&Dホールディングス(本社・東京都中央区)傘下の大同生命保険(同・同)が、札幌市中央区北3条西3丁目で建設中の「大同生命札幌ビル」が姿を見せ始めた。外壁はレンガ色の落ち着いたトーンで統一されており、札幌駅前通にふさわしい新たな拠点ビルとして2020年4月の竣工に向け最後の仕上げに入っている。(写真は、完成間近の「大同生命札幌ビル」)

 旧大同生命札幌ビルは、1975年に竣工した地下2階、地上12階建てのオフィス、飲食の複合ビルだった。新ビルは大同生命が所有する隣接のコンタクトオフビルとの一体開発によって、旧ビルより建築面積、延べ床面積を拡大。
 
「建築計画」によると敷地面積約612坪(2020・04㎡)、建築面積約512坪(1692・28㎡)で建物は地下2階、地上14階建て、鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)。建物の高さは60m。設計、監理は日建設計一級建築士事務所(大阪市中央区)、施工は大林組(東京都港区)。旧ビルとコンタクトオフビルの解体は18年5月に終え、同年6月から新ビル建設に入っていた。約2年間の建設工事も間もなく終了、既に外壁の最上部には大同生命のロゴマークも取り付けられている。
 
 新ビルの目玉は、2階にある樹木を配した開放感のある賑わい広場。天井を高くして市民が集い憩える場所にするもので窓からは道庁赤れんが庁舎を眺望できる。3階から14階までがオフィスになる。札幌駅前通の生命保険会社所有のビル建て替えは、2006年9月竣工の日本生命札幌ビル(北3西4、低層棟は09年4月竣工)、15年1月竣工した明治安田生命札幌ビル(大通西3)、17年3月に竣工した札幌フコク生命越山ビル(北2西3)に続くもの。

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