コープさっぽろ(本部・札幌市西区)が2019年9月20日で閉店した「4条通り店」(旭川市4条通1丁目)の跡地開発が具体化してきた。土地建物を所有している旭川電気軌道(本社・旭川市)は既存建物を解体、新たに建物を建設してツルハ(同・札幌市東区)に賃貸する見通しだ。(写真は、旧「コープさっぽろ4条通り店」跡の建物)
コープさっぽろの「4条通り店」が入っていた建物は、1976年の竣工、今年が築44年、店舗面積は約1000坪(3300㎡)。竣工当初は旭川電気軌道のスーパーマーケット事業を担っていた旭友ストアー(同・旭川市)が店舗展開していたが、旧旭友ストアーが2010年に営業を休止して以降はコープさっぽろが店舗展開をしていた。
しかし、旭友ストアーから引き継いだ「4条通り店」と「アモール店」(豊岡3条2丁目)の売り上げが想定よりも下回り回復が見込めないため、コープさっぽろは「4条通り店」を19年9月20日、「アモール店」を同年10月31日で閉店していた。
閉店後の跡地利用に関心が集まっていた「4条通り店」は、旭川電気軌道が解体して新たに建物を建設。テナントとして近隣にある「ツルハドラッグ西店」(4条通3丁目)が移転する見通し。また、飲食の建物も集積させるもよう。ツルハは旭川が発祥の地で、旭川市内ではドミナント(集中)出店、現在は49店舗を展開している。