札幌証券取引所は23日、第8回「年間功労賞」をアンビシャス市場に上場しているFUJIジャパン(本社・札幌市中央区)に授与した。同日、札証で表彰式が行われ小池善明理事長(74)から佐々木忠幸代表取締役(53)に記念の盾が贈呈された。(写真は、札証年間功労賞を受賞したFUJIジャパンの佐々木忠幸代表取締役=右。左は札証の小池善明理事長)

 札証年間功労賞は、2012年度から開始。札証上場企業のうち、地域の経済活動に貢献し、北海道の資本市場の形成に協力している企業の中から16項目で評価、理事会で決定するもの。
 佐々木氏は1995年にFLCに入社、専務で退任して北海道で独立起業、2005年3月にFUJIジャパンを設立した。18年12月に札証アンビシャスに上場し、現在はオリジナル外壁材を使用した外壁リフォーム事業をワンストップ展開。寒冷地で培われた技術力と施工技術を生かして道内から東北、関東エリアまで事業を展開している。

 小池理事長は、年間功労賞に選定した理由として「利益、ROE(自己資本利益率)の伸び率が良好なことに加え、上場半年で株式を分割、株式売買の回転率も高い。さらに少年野球支援などCSR活動にも積極的」と述べた。
 佐々木氏は、「賞をいただいたことにプライドをもち北海道の地域経済、資本市場の活性化に尽力したい」と話した。

 表彰式では、佐々木氏による札証の鐘の打鐘や湯浅祐一郎・上場推進部長の音頭による三本締めも行われた。
 年間功労賞の過去受賞企業は次の通り。
■2012年度 クワザワ/北の達人コーポレーション
■2013年度 カナモト/北の達人コーポレーション
■2014年度 健康コーポレーション(現RIZAPグループ)
■2015年度 健康コーポレーション(現RIZAPグループ)/北の達人コーポレーション=特別功労賞/エコノス=新人賞
■2016年度 エコミック
■2017年度 エコモット
■2018年度 エコモット



2人の方がこの記事に「いいんでない!」と言っています。