「ステーキ宮」北海道の閉店拡大、半減5店舗で収益再構築

経済総合

 本サイト1月9日付で掲載した北海道の「ステーキ宮」の閉店がさらに拡大、既存店舗の半分以上にあたる6店舗が1月末までに閉店することが分かった。2014年から北海道出店を加速した「ステーキ宮」だが、勢力を半減して収益基盤を再構築する。(写真は、「ステーキ宮 厚別店」)

「ステーキ宮」は、安全安心なステーキと自家製ハンバーグを創業の味である「宮のたれ」で提供しているステーキ、ハンバーグのレストラン全国チェーン。

 北海道の「ステーキ宮」は、外食事業を展開するコロワイド(本社・横浜市西区)のグループ会社アトム(同・名古屋市中区)の全額出資子会社アトム北海道(同・同)が展開している。コロワイドは、2020年3月期において収益性の改善を優先するため、19年4~9月の第2四半期においてグループ全体で出店(25店舗)を上回る閉店(61店舗)を実施した。全国に約140店舗ある「ステーキ宮」も6店舗が閉店している。

 北海道の店舗閉鎖はこうした流れに沿ったもので、本サイトが既報した1月20日で閉店する「新道店」(札幌市東区)、「帯広白樺店」(帯広市)に加えて、「西岡店」(札幌市豊平区)、「旭川大雪店」(旭川市)も同日で閉店する。さらに23日に「厚別店」(札幌市厚別区)、27日には「手稲店」(同市手稲区)も閉店する。

 14年から北海道での出店を強化してきた「ステーキ宮」は最盛期には13店舗があったが、現在は11店舗。今回の大量閉店によって北海道は「桂店」(釧路郡釧路町)、「恵庭店」(恵庭市)、「南郷通店」(札幌市白石区)、「北見夕陽ヶ丘店」(北見市)、「苫小牧新富町店」(苫小牧市)の5店舗になる。
 

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