サツドラHD、台湾事業の収益化狙い地元の勝霖薬品と業務提携

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 サツドラホールディングス(HD、本社・札幌市北区)は26日、子会社であるサッポロドラッグストアー(同・同)と台湾札幌薬粧有限公司(同・台北市)が勝霖(しょうりん)薬品股份有限公司(同・台中市)と台湾事業に関して業務提携したと発表した。(写真は、台湾札幌薬粧が2018年8月1日に台湾4店舗としてオープンさせた台北市万華区の「西門漢中店」=サツドラHD提供)

 サツドラHDは、中期経営計画で「アジアングローバルへの発信」を掲げており、子会社の台湾札幌薬粧は「北海道ブランド」、「サツドラブランド」の発信拠点として台湾で4店舗を展開。しかし、収益モデル化の開発が急務としてこのほど台湾で薬局チェーンを多店舗展開している勝霖薬品と業務提携を結ぶことにした。

 具体的には①「札幌薬粧」のブランド及びロゴの使用権を許諾②「札幌薬粧」店舗の管理運営を委託③台湾札幌薬粧はサッポロドラッグストアーを通して日本から商品を輸入し勝霖薬品に販売するというもの。物流、システム、人材など経営資源を共有することで従来以上のスピードで台湾全土に「サツドラブランド」の発信を行っていく。

 26日付で業務提携を締結、20年3月1日から事業を開始する。勝霖薬品は2000年4月の設立で資本金は4億台湾ドル(約14億5200万円)、2018年12月期の売上高は23億500万台湾ドル(約83億6700万円)。

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