サッポロビール&アークス「花火缶」寄付金60万円を北海道シマフクロウの会に寄付

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 サッポロビールとアークスは11日、両社共同企画として今年4月22日から6月30日まで「ラルズ」や「東光ストア」など北海道、北東北のスーパー330店舗で販売したサッポロ生ビール黒ラベル「花火缶」(350ml)の売り上げの一部60万円を天然記念物、絶滅危惧種に指定されているシマフクロウを守る活動をしているNPO法人「北海道シマフクロウの会」に寄付した。(写真は、寄付金贈呈式。左から横内龍三・北海道シマフクロウの会理事長、猫宮一久・ラルズ社長、住吉徳文・サッポロビール博物館館長)

「花火缶」は、サッポロビールとアークスの共同企画第3弾でシマフクロウがアークスのコーポレートカラーを模した花火をバックに、ひょっとこの面を載せている姿をイメージにしている。パッケージデザインはアークス横山清社長のアドバイスを元にアートディレクターの野村ソウ氏が手掛けた。

 1缶の販売につき1円を北海道シマフクロウの会に寄付することを当初から企画、11日に販売数量60万本に相当する60万円を贈呈した。会の事務局がある札幌市中央区の北海道二十一世紀総合研究所会議室で贈呈式が行われ、ラルズの猫宮一久社長とサッポロビール博物館の住吉徳文館長が北海道シマフクロウの会の横内龍三理事長(北洋銀元会長)に目録を贈呈した。

 横内理事長は、「2013年に任意団体として会はスタートしたが、幅広い活動をするために今年2月NPO法人にして活動強化することにした。今回の寄付金を励みとして生物多様性の保全に一層努力したい」と述べた。なお、シマフクロウの個体数は現在約165とされ、この個体数では自然繁殖で生息場所を増やしていくのは難しい状況という。
(写真は、「花火缶」のキックオフセレモニー。2019年4月23日サッポロファクトリーで)

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