出店抑制「セブンーイレブン」、札幌で1ヵ月1店舗ペース維持

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 札幌市内で「セブンーイレブン」の新規店舗が6月から8月にかけて3店舗オープンする。「セブンーイレブン」は、24時間営業の問題から全国的に新規出店を抑制気味だが、札幌ではひと月に1店舗の出店ペースを維持している。(写真は、7月25日オープンの「セブンーイレブン札幌北44条東店」)
(写真は、札幌市東区北32条東8丁目で建設中のセブンーイレブン店舗)

 6月28日(金)にオープンするのは、「札幌元町駅前店」(東区北23条東15丁目)。北24条宮の森通沿いで北洋銀行元町支店の西側。以前、パチンコホールのパーラー大黒天・元町店のあった場所で、跡地に建設が予定されている明和地所(本社・東京都渋谷区)の分譲マンション「クリオ元町」(仮称)と隣接している。店舗の建築主は、アルファ都市設計(札幌市中央区)、設計は計画工房(同市東区)、施工はタイセイ(同市白石区)。

 7月25日(木)にオープンするのは、「札幌北44条東店」(東区北44条東1丁目)。旧石狩街道沿いで昨年まで営業していた増改築専門店ナカヤマの札幌ショールームの跡地を使って建設。店舗建設は今年5月中旬から始まっており、現在は店舗外観が整備された状態。こちらの建築主はアルファコート(札幌市中央区)、設計は計画工房、施工は西岡国昭建設(同市豊平区)。

 8月下旬にオープン予定なのは、東区北32条東8丁目の東8丁目篠路通(通称・北光線)沿いの店舗。パチンコホールのパーラー大黒天・北光店跡地を利用して6月中旬から建設が始まっている。建築主は、土地所有者のテーシー・コア(札幌市中央区)、設計は計画工房、施工はタイセイ(同市白石区)。

 セブンーイレブン・ジャパン(本社・東京都千代田区)は、北海道で17年度に29店舗、18年度は21店舗を新規出店してきた。19年度に入ってから全国的に新規出店を抑制、既存店改装のウエートを高めている。北海道の新店は6月20日現在で4店舗、そのうち札幌市内は2月15日の「新琴似1条店」1店舗のみ。6月以降の札幌3店舗を加えても道内全体では10店舗台にとどまりそうだ。

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