元北海道教育長吉田洋一氏が塾頭の北海道師範塾が「教師魂を磨く冬季講座」来年1月5、6日に開催

道内大学・教育

 高い志と実践力のある教師を育成するため、教育関係者や現役・OBの教師らで組織している「北海道師範塾」(吉田洋一塾頭=元北海道教育長)は、来年1月5、6日の2日間、「あなたの教師魂を磨く!」と題した冬季講座を開催する。現役教師や教師の志望者を対象にするもので、教育や教師の使命について講演や部会に分かれて演習も行う。(写真は塾頭を務める吉田洋一氏)
 
 北海道師範塾は、道教育庁OBや養護学校、高等学校などの校長OB、現役校長、現役教師などが理事を務め昨年9月に設立された任意団体。
 
 学校現場で起きている様々な悩みや課題を現役教師や教師を目指す大学生などと共有し、ともに解決への糸口を探る参加型のネットワーク。教育に携わる人たちの人間形成に主眼を置いた教育関係団体は珍しく、1月と8月に開催する年2回セミナーには道内全域から毎回50人以上が参加するなど、教育関係者にはその活動が浸透してきている。
 
 今回の冬季講座は、来年1月5日(木)の午後零時45分から始まり、6日(金)の午後零時半まで開催。5日は、吉田塾頭の講話のほか、福田隆三氏が「北海道教育の使命」、長野藤夫副塾頭が「義務教育を担当する者としての責任感・使命感」をテーマに講演し、その後部会に分かれて学校集団づくりの方策や発達障害等の困難を抱えた児童生徒への対応、教職員の協同意識とパワーづくりなどについて討議される。
 
 6日は石川和雅理事が「教師の使命感とは」、近田勝信理事による「校長が変われば学校が変わる」、特別講話では武部豊樹氏が「学校の責任~保護者の視点~」をそれぞれ講演する。
 
 開催場所は、札幌市中央区北2条西7丁目の「かでる2・7」。参加費は塾生登録者が無料で一般参加者は5000円(学生2000円)。なお塾生登録費は一般・教師6000円、学生3000円で年2回の講座参加費が無料になる。
 塾生登録と参加申し込みはhttp://kyoshinomichi.jp/。

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