ドン・キホーテ(本社・東京都目黒区)は、札幌狸小路商店街に予定している店舗を2019年2月上旬にオープンさせる。異例の300人のパート、アルバイトを募集、新店オープンに備える。これによってドン・キホーテの狸小路2館体制が復活する。(写真は、オープンに向けて改装工事が進む仮称「MEGAドン・キホーテ狸小路総本店」)
狸小路商店街の店舗名は、仮称「MEGAドン・キホーテ狸小路総本店」。今年5月13日に閉店したアルシュビル(南3西4)のパチンコ・スロット「メガガイア狸小路店」跡を利用する。
同ビルの土地建物は、ドン・キホーテホールディングス(本社・東京都目黒区)の関係会社、日本アセットマーケティング(同・東京都江戸川区)が取得しており、同社が注文者になって日本建設(同・東京都文京区)がビルの改装工事を行っている。工期は今年12月20日までとなっている。
ドン・キホーテは、2002年からサンデパートビル(南2西3)の1~4階を使って「札幌店」を展開していた。同店は、道内のドンキ店舗でもトップ級の売り上げを誇り、全国レベルでも上位ランクの優良店だった。
しかし、サンデパートビルは周辺のビルとの再開発が予定されていたため、ドン・キホーテは新たな店舗として同じ狸小路商店街にある平成観光ビル(南2西4)の地下1階から地上4階を利用して、今年1月19日に「狸小路店」をオープンさせた。
「札幌店」は、4月16日で完全閉店したが、今回の「MEGAドン・キホーテ狸小路総本店」のオープンによってほぼ1年ぶりに2館体制を復活させる。
狸小路商店街は、胆振東部地震で急減したインバウンドの影響を受け入り込みも減少したが、11月に入ってからは回復している。今後もインバウンド需要は増えると見られ、春節時期に合わせて2館体制で需要を取り込む。