「北方ジャーナル」の2018年11月号が本日15日から発売された。本号のトップは、本誌が昨年から今年にかけて“名ばかり組合員”の件を報じ大きな反響を呼んだ紋別漁業協同組合で発覚した新たな問題。この春、阿部滋氏から組合長のバトンを受けた飯田弘明氏(67)が今夏の市議選にからんで漁協の取引業者に不当な圧力をかけ、道警の捜査対象となっていたというのだ。紋別の浜でいったい何が起きていたのか──。本誌が独占的に報じている道警不祥事問題は今月号も見逃せない。9月号で報告した現職警察官による重傷轢き逃げ事件で初公判で被告人質問に臨んだ元巡査長は、起訴事実を認めつつ「事故に気づかなかった」とも主張、法廷を混乱させることになる。地元警察の不祥事を巡る最新情報をお届けする。(画像は、北方ジャーナル11月号の表紙)
さらには、「その時、我々にできたこと」と題して今回の胆振東部地震で発生直後から復旧に尽力した仕事人を追ったレポートもオススメ。過去の教訓を生かして今回の災害対応で迅速に動いたコープさっぽろの取り組みも注目される。そのほか札幌都心で進んでいる前代未聞のホテル建設ラッシュの実態を追った記事も。お買い求めは、離島にいる方も都会に住んでいる方もお近くのセイコーマートへ。大手書店、アマゾンでも購入可能。北方ジャーナルへの問い合わせや注文などは、右側下方にある同誌のバナーをクリック。
※11月号コンテンツの一部
【報道】
■紋別漁協検証─市議選で公選法違反の疑いをかけられた飯田組合長
権威を振りかざす“浜のボス”。議長の座を狙い業者に不当な圧力か
■道警不祥事から考える(28)──道警、なおも「全件公表」拒否。轢き逃げ巡査長、認否に矛盾
■優生思想の罪、法廷へ(3)──「誤った法が人生狂わせた」優生保護法訴訟、札幌で初弁論
■医療観察法「入院施設」の行方。「医療観察」理念浸透半ば
北大病院に道内初の入院施設。立地めぐる住民説明会は紛糾
【北海道胆振東部地震特集】
■復旧へ奮闘した仕事人を追う。その時、我々にできたこと
■コープさっぽろの危機管理対策。災害対応に生きた過去の教訓
■検証「泊原発は本当に必要なのか」(38)──論議呼ぶ「ブラックアウト」
【ニュース】
■IR誘致に向け活発な動きの苫小牧 足並み揃える市と商工会議所の戦略
■自衛官の母「ジュバで何が」追及 ジャーナリストらの尋問求める
■地方議会にも押寄せる人材不足 自民小樽支部が市議候補を公募
【経済】
◇札幌都心で前代未聞のホテル建設ラッシュ。観光需要見込み22棟が乱立
◇北海道経営未来塾で「紳士服のAOKI」青木擴憲会長が講演「自分のビジネスの原点は行商」
【長期連載】
■“農と食”北の大地から―(172)「種子法」廃止と北海道農業の行方(その6)~禍根を残す拙速な道条例づくり~
■ルポ 「ひきこもり」(38) 絵はがき・手紙支援の可能性。何気ない言葉に込められた温かい想いが当事者を癒す
■戦争遺産をめぐる旅 (42)釧路に造られた陸軍のトーチカ 大楽毛の住宅地に残る防御陣地