サッポロビールが北海道食材の商談会「繁盛店の扉フェア」

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 サッポロビール北海道本部は3日、北海道の食材を道内外の外食企業とマッチングさせる「2018繁盛店の扉フェア」を札幌市中央区の札幌パークホテルで開催した。道内の食材企業59社を中心に道外企業を含めた93社が出展、外食店の担当者ら約500人が来場した。(写真は、「繁盛店の扉フェア」で北海道食材をPRする出展者)
(道内外から93社が出展した=写真)

「繁盛店の扉フェア」は、今年で16回目。2007年2月にサッポロビールが道と包括連携協定を締結したことを機に、北海道の食材を広く紹介する場とした。08年からは道と北海道銀行が共催、今年は11回目になる。
 
 会場に設置された北海道食材商談会ブースには、マルヒラ川村水産や室蘭うずら園、白糠酪恵舎など59社が出展したほか、全国系の業務用食材ブースには9社、飲食店お役立ちブースには人材、財務、什器備品、デザイン、物件紹介の25社が出展。サッポロビールは、今年のトレンドであるレモンサワーなどのドリンクメニューを紹介した。

 合わせて行われたセミナーでは、アルバイトからの社員採用だけで成長し続ける「牛角」などのフランチャイズ企業、大地(本社・滋賀県野洲市)の神田俊勝取締役とリピーター総合研究所の一圓克彦代表取締役が講演した。
 
 フェア開催を前に行われたオープニングセミナーで、道銀の大木孝志副頭取は、「北海道の美味しいものをたくさん発見して繁盛に役立ててほしい。新たな出会いによってビジネスチャンスが広がることを願っている」と挨拶。道経済部食関連産業室の沖野洋参事は、「このイベントは、震災後の北海道の食を元気づける大変意義深い取り組み。活発な商談によって多くの飲食店で道産食材を提供してほしい」と話していた。
 また、主催者であるサッポロビール北海道本部の生方誠司上席執行役員本部長は、「繁盛をサポートできる体制が整っているので、食材の発掘やパートナー企業との連携強化、さらに新しいトレンドの吸収に役立ていただきたい」と述べた。

(写真は、オープニングセレモニーで挨拶する道銀・大木孝志副頭取=上とサッポロビール北海道本部・生方誠司上席執行役員本部長)

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