「テイセンボウル」いよいよ取り壊し‼JR札幌駅北東ゾーンに開発熱

経済総合

 2015年6月に閉館したテイセンボウルとテイセンホール(札幌市東区北7東1)の解体工事が始まった。閉館後、3年間は当時の面影を残したままだったが、いよいよ取り壊されて再開発に向けた準備が進む。IMG_3496(写真は、解体工事が始まったテイセンボウル)

  テイセンボウルは、旧帝国製麻(現帝国繊維=本社・東京都中央区)の亜麻工場跡地約2600坪(約8600㎡)を利用して1972年2月に建てられた。当初は、ボウリング場だけだったが、ボウリングブームが収まってからレーン数を約30に半減してテイセンホールを開設、展示会やプロレス興行などが行われてきた。

 しかし、施設の老朽化やボウリング需要の減退で43年間の営業を終えたのは3年前の15年6月30日。以降、建物はそのまま残されていた。

 近接する北7東2では北海道熱供給公社中央エネルギーセンター跡を利用して、北海道ガス(本社・札幌市中央区)が19年3月完成を目指して新本社ビルの建設を進めている。また、北6東2から4の3街区は札幌卸センターが土地の一部を民間企業に売却して複合ビル構想が具体化しつつある。また、北6東1の札幌中央郵便局も東雁来にメガ物流局が完成したため動向が注目されている。

 北海道新幹線の札幌駅ホームが現駅東側に建設されることが決まり、駅の北東ゾーンでは開発熱が高まり始めた。テイセンボウルとテイセンホールの解体着手はその号砲となりそうだ。

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