日本アクセス北海道(本社・札幌市東区)は2日、札幌市中央区の札幌パークホテル地下2階パークプラザで「2018年秋季展示商談会」を開催した。今回のテーマは「創造的進化」で、食品卸として小売業界の進化を後押ししたいという思いを込めている。(写真は、札幌パークホテルで開催された「2018秋季展示商談会」)
日本アクセス北海道が、こうした展示商談会を開催するのは今年が3回目。昨年はホテルや外食向けの業務用がメインの展示商談会だったが今年は、スーパーなど市販用コーナーも充実させた。日本アクセス北海道の企画展示や幹線物流による供給商品も含めて出展したのは約130社。同社は、北海道150年事業のパートナー企業でもあることから北海道150年に関連した商品も揃えた。
幹線物流は、関東と北海道を24時間で結ぶ同社の定期トラック便。3年前から運用を開始し、北海道からは牛乳、乳製品などを運び、関東からは和日配品やチルド飲料が運ばれている。「近畿圏と北海道の定期便も近く実現する」(梶征一郎ロジスティクス本部ロジスティクス推進部課長)考え。
会場では北海道ではあまり知られていない「チルド生酒」のコーナーも設置された。チルド生酒は、一般的な生酒と違い、瓶詰段階で火入れをせずにフレッシュさを保った生酒。同社の強みであるチルド物流のルートを活用して揃えているものでスーパーや業務用酒店などに提案していく。
(写真は、「チルド生酒」の提案コーナー)
また、乾麺・乾物コーナーでは、地域の小規模メーカーの特徴的な商品を揃えた。チルド、フローズンに次ぐ柱として強化するドライ系の戦略カテゴリーの1つ。
(各種の冷凍食品も実演展示された=写真)
今回の展示商談会について、同社の小島亨審議役営業本部長補佐・営業推進部長は、「会場内で実演展示する商談会は道内では最大規模。冷蔵庫の搬入も大掛かりでスーパーやホテル、レストラン向けに厳選された商品の提案をしたい」と話していた。当日は、スーパーや量販店、卸、メーカーなど約1000人が参加した。