ローソン(本社・東京都品川区)は、新聞折り込みチラシを使った販促を強化している。お買い得クーポンなどを印刷したB3チラシを19日に北海道新聞に折り込み、7月2日まで2週間使えるようにしている。ネットコンビニが始まっているコンビニ業界で、新聞折り込みチラシというオーソドックスな手法で高齢者層の販促に繋げる狙いがあるようだ。(写真は、ローソンの新聞折り込みクーポン付チラシ)
19日の新聞折り込みチラシには、北海道産男爵い100%使用の「おかずコロッケ」や「北海道産玉ねぎの牛肉メンチ」などコロッケやメンチの各種、備長炭火焼きの「でか焼鳥」各種を対象にした月曜~金曜の「夕方得割」の告知や22日から24日に「ローソンセレクトお菓子」(税込108円)がどれでも1個もらえるクーポン、さらに19~25日にアイス各種20円引き、ローソンセレクト冷凍食品20円引き、めん類30円引きなどのクーポン8枚、26~7月2日に同じく割引きになるクーポン8枚がそれぞれ印刷されている。
ローソンは、昨年ころから新聞折り込みのクーポン付チラシを強化している。昨年12月まではほぼ毎月新聞に折り込まれていたが、ここ数ヵ月はなかった。
全国ローソンの5月の既存店売上高が前年同月比95・5%、同客数が同96・3%、同客単価が同99・2%になっている。2019年2月期に入ってから売上高は3ヵ月連続、客数も3ヵ月連続で前年より減少した。
新聞折り込みチラシは食品スーパーの折り込み回数が最も多く、家電量販店やドラッグストア、百貨店などが続いているが、コンビニもその一角を占めそうだ。なお、道内地盤のセコマ(本社・札幌市中央区)は、戸別ポストに配布するポスティングに重きを置いている。