セブン―イレブン、商品宅配を道内1000店で実施

流通

 セブン―イレブン・ジャパン(本社・東京都千代田区)は、注文した商品を宅配するネットコンビニを2018年度内に道内1000店舗で行う。スマートフォンから注文するとクラウドで受けた受注情報が店舗に届き、商品をピックアップして専用の配達会社が届ける。IMG_1626(写真は、セブン&アイ・ホールディングス本社)

 同社は、17年10月に札幌・小樽地区の15店舗でネットコンビニの実証実験を開始。冬は積雪や路面凍結で高齢者の買い物は難しくなるため、店舗オーナーらを中心にネットコンビニの要望が多かった。18年3月末からは20店舗に増やし、カバーエリアを6万世帯から12万世帯に増やして実証実験を継続してきた。
 この結果、改善点などに順次対応、一定の仕組みが構築できたため、まず札幌市内で具体的展開を始めることにした。

 利用者がスマホで商品を注文すると、外部アプリケーションの地図情報や基幹システムの商品マスタ在庫情報などをクラウドで処理、受注情報は店舗端末で受信され、商品を積み込んで物流大手のセイノーホールディングス(本社・岐阜県大垣市)が16年7月に設立したセブン向け宅配専門会社「GENie」(東京都中央区)が最短2時間で商品を注文者に届ける。

 飲料や惣菜、日用品など約2800品目に対応、注文は1000円以上からで配達料は216円。3000円以上買うと配達は無料になる。配達は午前11時から午後8時、1時間単位で時間指定できる。上期中に札幌市を中心に100店舗に拡大し、18年度末までには道内全店に広げる。

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