ツルハホールディングス(本社・札幌市東区)は24日、中部地方でドラッグストア事業を展開するビー・アンド・ディーホールディングス(ビー・アンド・ディーHD、同・愛知県春日井市)の株式を取得、子会社にすると発表した。株式の取得日は5月22日。取得額は非公表。(写真は、札幌市東区のツルハHD本社)
ビー・アンド・ディーHD子会社のビー・アンド・ディー(本社・名古屋市北区)は、1985年8月に設立され、名古屋市や春日井市でドラッグストアと調剤薬局65店舗(うち調剤薬局14店舗、2018年4月24日現在)を展開している。17年5月期の決算は、売上高265億7000万円、経常利益は1400万円。正社員は約360人。
ビー・アンド・ディーHDの株主は代表取締役の正木寛氏で、ツルハHDは100%の株式を取得する。株式取得により、ツルハグループの中部地区におけるドミナント強化を図るとともにスケールメリットを活かした共同仕入れ、システムの共有、出店コスト低減を図る。ノウハウの共有や人材交流などによってドラッグストア事業、調剤薬局事業のシナジー効果を最大化していく。
ビー・アンド・ディーは、1号店が本屋と薬屋だったため「BOOK&DRUG」を略して「B&D」を屋号にするとともに社名はカナカナ標記にした。現在は本屋を営んでおらず「BEAUTY&DRUG」の意味を込めた「B&D」の屋号と位置付けている。