最新のコンセプトカーなどを一堂に集めた「札幌モーターショー2018」が19日、札幌市豊平区の札幌ドームで始まった。国内外の四輪・二輪27社38ブランドが189台を展示しているほか北海道、中小企業基盤整備機構北海道本部などが12台を一般出展、合計201台が勢揃いした。※映像はこちらの画像↓をクリックしてご覧ください
(19日午前10時の開場とともに多くの来場者が出展車両を取り囲んだ=写真)
(写真は、マツダのコンセプトカーKAI)
北海道経済産業局や北海道運輸局、北海道、札幌市、北海道経済連合会、北海道商工会議所連合会、北海道新聞社などオール北海道で構成される実行委員会が主催し、2012年から2年毎に行われている。
4回目の今回は、開発競争が進む電気自動車、AI(人工知能)を利用して安全走行を音声で助言するシステムを搭載した自動車などを含め、2年前よりさらに進化した技術が披露されている。
北海道自動車産業ゾーンでは、道内中小企業10社と中小企業基盤整備機構などのグループが共同開発した寒冷地仕様の電気自動車(EV)を展示。車体の下に氷が付かないようにしたほか、寒冷地でも蓄電池の能力を発揮できるように工夫して走行距離を伸ばせるようにしている。また、北海道職業能力開発大学校(小樽市)は、開発中の寒冷地向け自動走行技術を利用したミニロボットカーの模擬走行を行っている。
(写真は、寒冷地仕様の電気自動車)
自動車を身近に感じてもらうために体験試乗会や親子で自動車の仕組みが学べる体験工房、マイコンカーでタイムを競うラリーも行われる。スイーツ王国さっぽろ推進協議会の会員洋菓子店が作るモーターショーオリジナルスイーツが、日替わりで楽しめるカフェスペースも用意されている。
20日は午前9時から午後6時、最終日の21日は午前9時~午後5時で入場料は一般1300円、中高生700円、小学生以下無料。実行委では、10万人の来場を見込む(前回16年実績は10万6411人)。