北海道財務局は18日、2018年1月1日に合併して「北海道信用金庫」になる札幌信用金庫(本店・札幌市中央区)、北海信用金庫(同・余市郡余市町)、小樽信用金庫(同・小樽市)に合併認可書を交付した。これによって合併が秒読み段階になってきた。(写真は、北海道信金本店ビルになる中央区南2西3の札信金本店ビル、「札幌」の文字で「北海道」の文字が覆われている状態=2017年12月15日撮影)
札幌信金の9月末の預金平均残高は5287億円、北海信金は4168億円、小樽信金は1457億円で、合併によって1兆912億円となり道内初の預金量1兆円超えの信金が誕生する。
合併する3信金の本店、支店など合計86店舗の看板は既に「北海道信金」(愛称・しんきん北海道)に変わっているが、現在は各信金の名前のシール等で上から覆っている状態。写真のように北海道信金本店になる札信金ビルの最上階に掲げられている名称も「札幌」の部分だけが上から覆われている。来年1月1日の合併に合わせて同日朝から各本店、各支店の覆いを外して「北海道信金」にする。
また、勘定系システムを日本ユニシスに統合するため、信用金庫共同システムを利用している小樽信金のATMを29日午後6時以降先行して休止させ、日本ユニシスを利用している札幌信金と北海信金のATMは31日以降、来年1月3日まで終日休止を続けて統合に万全を期す。