札幌市厚別区で食品スーパーを6店舗展開するホクノーが、札幌市厚別区上野幌3条2丁目のツルハドラッグやゲオ、業務スーパーなどの商業施設で構成される「ライブショッピングコート」を取得していたことが13日までに分かった。ホクノーが自社店舗以外のショッピングセンターを取得するのは今回が初めて。(写真は、札幌市厚別区上野幌のライブショッピングコート)
ホクノーが取得していたのは、「ツルハドラッグ上野幌店」、「ゲオ上野幌店」、「業務スーパー上野幌店」のほか「マクドナルド札幌平岡店」、アサヒビール園のビュッフェレストラン「ロイン亭平岡店」で構成されるショッピングセンター。土地面積は、約3800坪(1万2556㎡)。
丸紅が上野幌周辺の宅地開発とともに設置したショッピングセンターで、これまで丸紅リアルエステート(本社・東京都港区)が土地建物を所有していた。
1974年から進めてきた宅地開発が一段落したことから「ライブショッピングコート」を地元資本に売却する方向で調整、ホクノーが取得する意向を示したため売却した。所有権移転は今春。
なお、ホクノーは丸紅リアルエステートが保有していた札幌市中央区の「ヴィクトリアステーション山鼻店」(南21条西12丁目)、「啓明プラザ」(南14条西19丁目、洋服の青山、とんかつのかつ徳伏見店などで構成)も合わせて取得した。3施設は、いずれも丸紅リアルエステートがサブリースを行っている。ホクノーの取得額は数億円。安定した賃料収入を得ることで財務基盤を固める。