札幌ビューホテル大通公園(札幌市中央区大通西8丁目)の1階にブッフェレストラン「オードリー」が9月2日オープンする。今年5月に東京ドームホテル札幌を引き継いだ同ホテルがいよいよ本格的に新しい顔でデビューする。(写真は、札幌ビューホテル大通公園1階でリニューアルが進むレストラン)
このホテルは、1988年に朝日生命保険相互が建設し札幌後楽園ホテルとして開業した。その後、2011年に東京ドームホテル札幌に名称変更。17年4月に賃貸借契約の満了で営業を終了、同年5月から日本ビューホテル(本社・東京都台東区)が札幌ビューホテル大通公園の名称で同社19番目のホテルとして運営を始めた。
継承後の6月から1階レストランのほか2~4階の客室増設など一連のリニューアルに着手。1階のレストランは富士溶岩石を使った武藏窯でじっくり焼き上げる札幌初のグリル料理を提供するもので、9月2日にオープンする。溶岩石の遠赤外線効果で肉や魚をふっくらと焼き上げた料理のほか野菜の持つ甘みやうま味を引き出したメニューを充実させる。
客室の増設工事は10月末までの予定で進めており、「ローカル&リゾート」をコンセプトに自然の素材を使って北海道らしいアートを選び、機能的なデザインの部屋にする。そのほか、1階正面玄関と外壁工事を行っておりこちらは8月末に終了する。
こうした一連のリニューアルによって、札幌ビューホテルのコンセプトをアピールしていく。なお、東京ドームホテル札幌の16年1月期決算は売上高28億4400万円、営業利益3800万円だった。