マックスバリュ北海道(本社・札幌市中央区)の「ジョイ東月寒店」(同市豊平区月寒東2条18丁目7―40)が、7月31日(月)午後6時で閉店する。老朽化しているため閉店を決めた。同社が今年に入って札幌市内で閉店するのは「マックスバリュ八軒店」(西区)に次いで2店舗目。(写真は、7月31日で閉店するジョイ東月寒店)
「ジョイ東月寒店」は、北野通沿いにあり住友石炭鉱業が1988年にオープンさせた店舗。店舗面積は約300坪。住友石炭鉱業はその後、流通事業部をジョイとして独立させたが、2008年4月にマックスバリュ北海道がジョイを吸収合併した。建物は築29年で冷凍、冷蔵設備などの老朽化も激しいため閉店を決めた。土地建物ともに賃借物件。
「ジョイ」の屋号を持つ店舗は、小型店が多く収益を伸ばすには限界がある。地域事情に応じて改善が見込める店舗は「マックスバリュ」や「ザ・ビッグ」に転換してきたが、改善が見込めない店舗は賃借契約満了をもって閉店するケースが多い。
昨年8月には「セリオおおまがり店」(北広島市)を閉店、7月末の「東月寒店」閉店によってジョイ店舗は「稲穂店」(札幌市手稲区)、「芦別店」(芦別市)、「朝日町店」(滝川市)の3店舗になる。住友石炭鉱業の購買店舗をルーツに持つジョイの灯が小さくなりつつある。