マックスバリュ北海道(本社・札幌市中央区)は24日、ディスカウント食品スーパー(DS)の「ザ・ビッグエクスプレス前田店」(札幌市手稲区前田8条10丁目6―25)をリニューアルオープンさせた。2012年3月に「ザ・ビッグ」に転換して5年ぶりの改装。店舗のレイアウトを一新し冷凍食品や惣菜、生鮮食品のコーナーを増強、DS小型店の収益力アップに繋げる。(写真はリニューアルオープンしたザ・ビッグエクスプレス前田店)
(写真は、買い物客が大勢詰めかけた店内)
「前田店」は、1991年にオープンした店舗。当時の住友石炭鉱業流通事業部(その後、ジョイとして分社)が「ジョイ」の屋号で営業を始めた。2008年にマックスバリュ北海道とジョイが合併、12年3月に「ザ・ビッグエクスプレス」に転換した。
同店は同社が手掛ける通常の「ザ・ビッグ」店舗より小型で売場面積は約350坪。この面積では、加工食品の売上比率が高まり粗利のある生鮮食品比率が伸びず、採算ラインを引き上げることが難しい。
今回のリニューアルでは、店舗レイアウトを一新、生鮮食品と惣菜、冷凍食品のコーナーを広く取って加工食品以外の買い上げ点数を増やす工夫をしている。冷食強化のため新たにリーチイン冷蔵庫も導入した。また、全7台のレジのうち6台をセルフレジにしてレジ効率も高める。
SKU(在庫保管単位)は通常のザ・ビッグ小型店よりも1・1~1・2倍に増やした。現在は、生鮮食品の比率は37%台だが、これを45%程度まで引き上げたい考え。
出戸信成社長は、「DS小型店の収益向上のためにこの店舗で様々な実験をして、小型店のノウハウを確立したい」と話した。
営業時間は午前8時から午後9時、駐車場の収容台数は86台。