札幌に本社を置く上場食品スーパー(SM)3社の5月度売上高前年比が13日出揃った。昨年に比べて日曜日が1回少なかったことや後半の週末に天気がぐずついたことなどから消費の勢いは鈍った。(写真は、ラルズマート島松店)
アークス(本社・札幌市中央区)の全店売上高は、前年同月比101・2%、既存店売上高は同100・8%。全店、既存店ともに9ヵ月連続で前年を超えているが伸び率はやや鈍化した。
客数は、全店が同98・9%、既存店が同99・3%。全店、既存店ともに昨年11月度から今年3月度まで前年を割り込み、4月度は全店、既存店ともに前年を超えたものの、5月度は再び前年を割った。客単価は、全店が同100・2%、既存店は同100・0%だった。
マックスバリュ北海道(本社・札幌市中央区)の5月度は、全店売上高が同101・8%、既存店売上高は同103・4%だった。同社は既存店で105%程度の成長力を堅持してきたが、日曜日が1回少ない日取りと高値が続いた農産物価格が落ち着いてきたことなどにより103%台になった。客数、客単価は公表していない。
北雄ラッキー(本社・札幌市手稲区)の5月度は、全店売上高が同92・2%、既存店売上高は同95・1%で共に前年を割った。生鮮食品は堅調に推移しているが、衣料部門が目標を下回った。客数は既存店で同95・1%、客単価は既存店で同100・0%だった。全店ベースの客数、客単価は公表していない。