藤井ビル(本社・札幌市中央区)は、白石区菊水1条1丁目でカフェ専門店モリヒコと組んだ「ホテル&カフェ」を13日にオープンする。9日には内覧会が行われ、関係者がオフィスビルをホテルにリノベーションした建物の個室やドミトリータイプの部屋、1階のカフェを見学した。(写真は、1階のカフェ。2000冊の蔵書が壁一面に広がるのは圧巻)
(写真は、「HOTEL POTMUM」&「MORIHICO.STAY&COFFEE」の正面入口)
ホテル&カフェは、「HOTEL POTMUM」&「MORIHICO.STAY&COFFEE」が正式名称。POTMUMとは洋菊の花のこと。人が集まり、笑顔の花が咲く場所という意味合いと菊水の菊からネーミングした。
3階は個室タイプのシングル、ダブル、ツイン、トリプルの計13室、2階は2段ベッドのドミトリータイプで1人旅から4~6人のグループで貸し切り対応もできる。個室には、簡単な料理が出来るキッチンを用意、2階は共通のリビングスペースを設けている。浴室は設置せずシャワールームを設けた。2階、3階の床はコンクリートの打ちっぱなしの状態をそのまま使用、リノベーション時に床に書かれた寸法の数字がそのまま残り、アクセントにもなっている。
(写真は、個室とドミトリータイプの部屋)
1階のカフェには、2000冊の蔵書を壁一面に並べたほか暖炉も設置。昼間はコーヒーと食事、夜はバーとして北海道にこだわったクラフトビールやピザ、ポテトを提供する。蔵書は各部屋に持ち込むこともでき、暖炉は冬になれば実際に点火して使用する。
総支配人の池田侑志さんは、「オフィスビルからホテルへの変更は様々な規制があったがオープンを迎えられて嬉しい。当社創業者からの夢だったホテル事業を古民家の多い菊水から発信、また来たいと思ってもらえるようなホテル&カフェになるよう努めたい」と話した。