北海道新聞社(本社・札幌市中央区)は29日、2017年3月期決算と役員人事などを発表した。6月19日に開催する第108期株主総会と取締役会で正式決定する。決算は、売上高487億3400万円、経常利益は7億7000万円で16年3月期比3・2%の減収、68・2%の大幅減益になった。(写真は、札幌市中央区にある北海道新聞社本社)
売上高の減少は、販売部数と広告出稿の減少によるもの。同社は500億円以上の売り上げを確保してきたが大台を割った。16年3月期の売上高経常利益率は4・8%だったが、17年3月期は1・5%に落ちた。同社は昨年3月に東京・三田労働基準監督署から東京支社社員の残業代未払いの是正勧告を受けた。それを受けて社内調査をしたところ全社員の7割を超える1064人の残業代未払いが明らかになり、約2億8300万円を昨年5月までに支給、一般管理費に計上した。一般管理費の増加も経常減益の要因になった。なお、同社は、営業利益、純利益を公表していない。
同時に発表した役員新体制は次の通り。(敬称略)
▽代表取締役会長村田正敏=再任▽代表取締役社長広瀬兼三=再任▽常務取締役管理統括本部長、財務・連結経営担当(取締役総務局長、人事・労務担当)南出裕=昇任▽常務取締役、編集・制作・システム担当北野宏明=再任▽常務取締役営業統括本部長(取締役経営企画局長)寺澤純=昇任▽取締役経営企画局長(取締役編集局長)宮口宏夫=再任▽取締役総務局長、人事・労務担当(釧路支社長)本庄明彦=新任
▽取締役編集局長(東京支社長)田辺靖=新任▽取締役制作局長松本秀敏=再任▽取締役販売局長山田晃=再任▽取締役広告局長(経営企画局総務)土屋敦司=新任▽取締役事業局長鶴井亨=再任▽常勤監査役松田敏一=非改選▽監査役、弁護士山本隆行=非改選▽監査役、公認会計士酒井純=非改選
▽退任(専務取締役、総括、管理統括本部長、財務・連結経営担当三好則男)▽退任(常務取締役営業統括本部長)加藤雅規=北海道文化放送代表取締役社長就任予定▽退任(取締役広告局長)佐藤剛=道新スポーツ代表取締役社長就任予定
支社長・局長等人事は次の通り。(敬称略)
▽旭川支社長(編集局次長)小林亨▽釧路支社長(論説委員室副主幹=東京駐在)菅原淳▽東京支社長(広告局次長)五十嵐正剛▽小樽支社長兼営業部長(マーケティングセンター長)中川充子▽苫小牧支社長兼営業部長(経営企画局次長兼企画本部長)石川郁▽経営企画局総務兼経営本部長(経営企画局次長兼経営本部長)奥田理々男▽論説委員室主幹(論説委員室副主幹)川嶋信義▽紙面審査室主幹(東京編集局長)石川徹
▽電子メディア局長(編集局次長兼編集本部長)浜田稔▽販売局次長(管理統括本部付=道新サービスセンター出向)加藤貴敏▽管理統括本部付=道新サービスセンター出向(販売局次長)伊藤博紀▽管理統括本部付=道新観光出向(事業局事業センター長)小川浩志▽管理統括本部付=道新文化事業社出向(紙面審査委員室長)鳥居和比徒▽管理統括本部付=道新販売センター出向(苫小牧支社長兼営業部長)斎藤玄行
▽管理統括本部付=道新販売センター出向(販売局次長)山﨑信▽管理統括本部付=道新アクティ出向(管理統括本部=道新総合印刷出向)吉田嗣博▽管理統括本部付=道新文化センター出向(広告局管理制作本部担当部長)太田智子▽管理統括本部付=道新プロセス出向(論説委員室主幹)古川周三
▽管理統括本部付=北海道新聞情報サービス出向(旭川支社長)地田哲哉▽管理統括本部付=北海道新聞情報サービス出向(総務局担当部長)安田哲也▽管理統括本部付=道新総合印刷出向(管理統括本部付=道新プロセス出向)杉原伸哉▽管理統括本部付=道新デジタルメディア出向(電子メディア局長兼管理統括本部付=道新デジタルメディア出向)竹田智
▽退職(管理統括本部付=道新観光出向)守谷久▽退職(管理統括本部付=道新販売センター出向)長谷川寛▽退職(管理統括本部付=道新アクティ出向)神原裕幸▽退職(管理統括本部付=道新スポーツ出向松田哲義▽退職(管理統括本部付=道新文化センター出向)山下俊之▽退職(管理統括本部付=北海道新聞情報サービス出向)吉岡孝修▽退職(管理統括本部付=道新デジタルメディア出向)田村晋一郎