札幌に本社を置く上場食品スーパー(SM=スーパーマーケット)3社の4月度売上高前年比によると、アークス(本社・札幌市中央区)、マックスバリュ北海道(同・同)、北雄ラッキー(同・同市手稲区)ともに既存店は前年4月の売上高を超え堅調に推移した。(写真は、4月27日にオープンした道北アークスの小型店「ダ・マルシェ沼田店」=雨竜郡沼田町のJA北いぶき1階)
アークスの4月度は、全店売上高が前年同月比102・8%、既存店売上高は同102・6%だった。2ヵ月連続で全店、既存店ともに前年を超え、2%強の伸び率は昨年10月以来、6ヵ月ぶりとなった。
客数は、全店が同100・6%、既存店は同100・8%。全店ベース、既存店ベースともに客数の前年割れが昨年11月以降続いてきたが、6ヵ月ぶりに前年を超えた。客単価は、全店が同102・2%、既存店が同101・8%。4月度のアークスグループ食品スーパー8社の総店舗数は、337店舗で前年同月より4店舗減、前月よりも1店舗増になっている。
マックスバリュ北海道の4月度は、全店売上高が前年同月比102・9%、既存店売上高は同104・4%になった。3月は曜日の関係で売り上げの伸びに勢いを欠いたが、4月は巡航速度の伸びに戻した。
4月は2店舗を改装のため一次閉店したが、3月に改装した店舗がリニューアル効果を発揮して伸びたため、一時閉店の減少分を補った。客数と客単価は開示していないが、ともに前年を超えているようだ。
北雄ラッキーの4月度は、全店売上高が前年同月比96・3%、既存店売上高は同100・0%だった。全店ベースが前年を割っているのは閉店した店舗と建て替えのため一時閉店している店舗があるため。同社によると「食品、衣料ともに堅調に推移しており特別な変化は見当たらない」(広報)としている。
客数は既存店ベースで同98・6%、客単価は既存店ベースで同101・4%になった。