札幌市に本社を置く上場食品スーパー3社の2月度売上高前年比が出揃った。消費は堅調だが、昨年の2月より1日少ないこと、建国記念日の11日が土曜日だったことが影響して各社ともに前年2月より売上高を2~3%落とした。(写真は、2月末で閉店したマックスバリュ八軒店)
アークス(本社・札幌市中央区)の2月度売上高は、全店が前年同月比98・5%、既存店が同97・8%になった。全店ベースで100%を割り込んだのは、昨年8月に豪雨被害の影響で落ち込んだ98・2%以来。既存店ベースの前年割れは2ヵ月連続になった。客数は、全店が同96・2%、既存店が同95・7%だった。全店・既存店ともに前年割れしたのは4ヵ月連続となった。客単価は、全店が同102・4%、既存店が同102・2%で食品各種の値上げの影響が出ている。
マックスバリュ北海道(同・同)の2月度売上高は、全店が前年同月比101・1%、既存店が同101・6%だった。同社は各月ともに104%超で推移してきたため、昨年に比べての日数減や祝日と土曜日が重なる状況下でも前年を超えることができた。ただ、客数は前年2月を割り込んだようだ。
同社は、2月が決算期だが、全店と既存店のダブル前年超えは消費増税の反動減があった2015年3月以降、23ヵ連続になった。
北雄ラッキー(同・同市手稲区)の2月度売上高は、全店が前年同月比94・9%、既存店が同97・1%だった。全店ベースの減少は閉店があったことによるもの。また、既存店ベースでは2月3日で西野2号店が建て替えのため一時閉店したことが響いた。
客数は全店ベースが同94・3%、既存店ベースは同96・9%だった、客単価は全店ベースのみ公表しているが、同100・6%になった。