「オリンピックおじさん」山田直稔さんが札幌で“三三七拍子” 冬季アジア大会成功祈り

社会・文化

 オリンピック競技会場で羽織袴に金色のシルクハットを被り、日の丸の付いた扇子をもって応援する“オリンピックおじさん”こと山田直稔さん(ワイヤロープの浪商商事会長、90)が7日、札幌市内のホテルで18日から始まる「2017冬季アジア札幌大会」の成功を祈って三三七拍子を行った。IMG_1807 (2)(写真は、中央の山田直稔さんを囲むHFMA関係者。山田さんの右が秋元克広札幌市長)

 山田さんは、一般社団法人北海道ファシリティマネジメント協会(札幌市中央区、星野尚夫会長、略称HFMA)が、札幌市中央区の京王プラザホテル札幌で行った新春講演会に来賓として招かれた。HFMAは、2026年の北海道・札幌冬季オリンピック・パラリンピックの招致支援を進めており、五輪を熟知している山田さんの知恵を借りて招致を成功させようと2年前から山田さんと交流を深めている。
 今回は、オリパラ誘致の前哨戦となる冬季アジア札幌大会の開催前に機運を盛り上げようと新春講演会に合わせて来道してもらった。秋元克広札幌市長も来賓として参加、山田さんと一緒に記念写真を撮るシーンもあった。

 羽織袴ではなかったものの、金色のシルクハットと日の丸の付いた扇子、応援の旗を持って登壇した山田さんは、90歳とは思えないくらい良く通る声で「サンキュー・ベリーマッチ オール・オブ・ユー」と挨拶。続けて、「私は、東京からメキシコ、ミュンヘン、モントリオール、モスクワ、ロサンゼルス、ソウル、バルセロナ、アトランタ、シドニー、アテネ、北京、ロンドンと全部行きました。世界70億の人間でこんなバカは1人しかいない」と述べ、「冬季五輪は長野が初めてでしたが、塚田市長に呼ばれた私は、国技の相撲の土俵入りを提案した。横綱・曙関が雪の降る中で土俵入りしたが、『さすが日本』と言われるようなことをやらないとだめ。どうしたら世界の人が喜ぶかを考えることが大切」と集まった約250人を前に訴えた。

 最後に冬季アジア札幌大会の成功を祈って、山田氏がオリンピック競技会場の10万人を前に行っている三三七拍子を参加者全員で行い、成功を祈念していた。
IMG_1814 (2)(写真は、挨拶する山田直稔さん)

関連記事

SUPPORTER

SUPPORTER