ニトリ(本社・札幌市北区、東京本社・東京都北区)は、3月下旬にJR札幌駅前の商業施設「札幌エスタ」に出店する。同社はこれまで道内では路面店の展開をしてきたが、昨年秋にイオン名寄店に出店するなど、既存商業施設にテナント入居する出店戦略を打ち出している。関東地域と同じく道内でも都心型店舗を増やすと見られる。(写真は、札幌エスタ)
札幌エスタ(地下2階、地上10階)は、「札幌そごう」の開業に合わせて1978年に竣工。札幌そごうは2000年12月に閉店し、その後は「ビックカメラ」が核テナントとして入っている。09年9月には近隣の「札幌西武」が閉店したことに伴い、「ロフト」が6階に入った。15年には、5階に「ユニクロ」、8階に「ジーユー」が出店している。札幌エスタを所有・運営しているのはJR北海道の関連会社、札幌駅総合開発(本社・札幌市中央区)。
今回、7階にある空きスペースにニトリが「エスタ札幌店」(仮称)として3月下旬にオープンさせる。
ニトリは、道内27店舗を展開、そのうち商業施設内にテナント出店しているのはイオン名寄店とウイングベイ小樽店の2ヵ所。関東では都心商業施設へのテナント出店を強化しており、道内でも札幌エスタへの出店を機に都心への出店を強化すると見られる。