プロ野球北海道日本ハムファイターズを10年ぶりの日本一に導いた栗山英樹監督を祝福するパレードが23日、栗山監督の自宅がある空知管内栗山町で開催された。雪が舞う中、愛用の軽トラックの荷台に乗り、駅前通り商店街約500mを30分かけて行進した。町内外から約5000人が集まり祝福した。(写真は、軽トラックの荷台に乗ってパレードをする栗山監督)
栗山町で栗山監督がパレードをするのは日ハムがリーグ優勝した2012年以来2度目で、前回に続き栗山監督が私設野球場「栗の樹ファーム」で利用している軽トラックを使用。安全のために柵を付け、監督は安全ベルトをして行進に臨んだ。町などが参加する実行委員会が主催した。
午前10時からJR栗山駅前で行われた開会式で椿原紀昭町長は、「4年前にパレードをしたが、今年は春から日本一になって同じ場所でパレードをしたいと願っていた。栗山監督の采配で優勝に導いてもらい夢と希望と感動をもらった」と挨拶。
栗山監督は、「今年は私自身が一番感動した。感動して涙を流し続けた1年だった。雪が舞う中でのパレードを皆様とともに思い出にしてまた1年戦うというサイクルを続けたい」と、このパレードを歳末の栗山町の名物行事にしたい思いを語っていた。
札幌で行われた優勝パレードでは、市電ループ化に伴い、駅前通に架線が張り巡らされたこともあって紙吹雪は取りやめになったが、栗山町のパレードでは折り込み広告などを利用した手作りの紙吹雪が高所作業車から撒く趣向が、前回に続いて今回も実施された。
パレード終了地点では、栗山みのり太鼓チームの和太鼓演奏も行われ、栗山監督は「ありがとう」と盛んに言葉を掛けていた。 ※優勝パレードの映像はこちらの画像↓をクリックしてご覧ください