北海道米の新たなブランド形成協議会・北海道米販売拡大員会の主催で「第2回ゆめぴりかコンテスト」が29日、札幌市中央区の札幌グランドホテルで開催された。全道一美味しいゆめぴりかである「最高金賞」を決めるもので、審査を経て選ばれたのは日胆地区代表のJAびらとり産。12月10日ころから道内外で数量限定販売する。(写真は、最高金賞に輝いたJAびらとりの代表者、奥村俊也氏=左と北海道米の新たなブランド形成協議会の東廣明会長)
ゆめぴりかは、2009年から一般栽培されている北海道米。昨年から最高金賞を選ぶ「ゆめぴりかコンテスト」を実施しており、この日は42JAが参加して道南や後志、日胆、石狩、空知、留萌、上川の7地区を勝ち抜いてきた生産者らが集まって頂点を競い合った。
炊きあがった7地区のゆめぴりかは、北海道米研究の第一人者である北海道大学の川村周三教授を委員長とし、道内外のお米マイスターや料理研究家など8人で審査され、日胆地区のJAびらとり産が最高金賞に選ばれた。
川村委員長は、「お米の味は、土壌や気象、栽培技術、収穫後の乾燥、貯蔵、精米などの技術によって変わってくる。栽培技術は農家の努力、収穫後の技術は農協の方々の努力が必要だ。09年にデビューしたゆめぴりかはそういう努力を重ねて毎年進化している。今回もその進化を実感できた」と話した。
JAびらとりの奥村俊也氏は、「正直びっくりしている。私たちの地区が選ばれるのは大変光栄。最高金賞ということでプレッシャーはあるが、これを励みに一層美味しいゆめぴりかを目指して栽培したい」と語った。
最高金賞を受賞したJAびらとりのゆめぴりかは、道内では5㎏3000円台半ばで数量限定で一般販売されるほか、道外では12月中旬から3合パック(450g)限定2000個を全国32のこだわりの米穀店、東京の「どさんこプラザ有楽町店」でも1000円程度で販売される。