JR新札幌駅と札幌市営地下鉄新さっぽろ駅に直結したターミナル型の新さっぽろアークシティショッピングセンター(SC)のうち「サンピアザ」「デュオ」「イオン新さっぽろ店」が25日、第1期リニューアルオープンした。SC全体の回遊性を改善するフロアゾーニングを行い、食の充実と大人世代やヤング、ファミリー世帯向けのファッション雑貨などの専門店を充実させた。百貨店業態の「カテプリ」は12月16日にグランドオープンする。(写真は、リニューアルしたイオン新さっぽろ店の1階)
(写真は、さらに充実したサンプラザ地下1階のスイーツゾーン)
新さっぽろアークシティSCの中核施設の運営が昨年、ダイエー(本社・東京都江東区)からイオン北海道(本社・札幌市白石区)とイオンモール(同・千葉市美浜区)に変わったこともあって同SCの大家である札幌副都心開発公社(同・札幌市厚別区)の3社共同で1977年の開業以来の大規模リニューアルを実施した。来年の40周年に向け一連のリニューアルを「リボーン」と銘打ち札幌副都心の新しい顔づくりを進めていく。
25日に改装オープンしたのは、札幌副都心開発公社が展開する専門店街「サンピアザ」と「デュオ1」、「デュオ2」、イオン北海道が運営する「イオン新さっぽろ店」の3施設。「サンピアザ」の地下1階センターモールには帯広の「柳月」が加わってスイーツゾーンがさらに充実。百貨店以外で初出店の小樽の蒲鉾店「かま栄」、生鮮コーナーには「小松水産」なども登場した。
2階にはアインホールディングス(本社・札幌市白石区)の新しいライフスタイルストア「LIPS and HIPS style store」などが出店。また、「デュオ1」は旅行関連ショップ、携帯ショップなどサービスサポートを集積させ、「デュオ2」4階にはメディカルモールを設けた。
(写真は、サンプラザ2階にオープンした『LIPS and HIPS』)
「イオン新さっぽろ店」は、地下1階から2階まで全館をリニューアル。地下1階のイートインコーナーにイオン北海道直営の「ジュースバー」、「アイスバー」、「イオン・ドリップ・カフェ」も導入した。「ジュースバー」では、農産売場で買った果物をその場で搾ってジュースにしたものを飲むことかできる。家飲みのおつまみを揃えた「お家Bar」のコーナーや讃岐うどんの人気銘柄「田村のうどん」なども品揃えした。
1階は婦人ファッション、ヘルス&ビューティー、セルフメディケーションなど女性向けの空間としたほか、地下1階にあったフラワー&ガーデン、リカー売場を移設した。2階は、紳士ファッションと家庭用品などのフロアにした。
新さっぽろアークシティSCの店舗面積は、「サンピアザ」が約1万8400㎡、「デュオ」が約1万3700㎡、「イオン新さっぽろ店」が約1万5800㎡、「カテプリ」が約1万3200㎡で合計6万1100㎡と市内最大級。12月16日に「イオンカテプリ」の地下2階から2階までオープン、さらに3階のリニューアルを進めて来春に第2期オープンする。
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